愛LOVE…
「あぁ、樹(タツキ)さん?……うーん、樹さんねぇ」
何か笑いを堪えているような直哉。
――こいつ絶対、ウチのお兄の事バカにしてるな。
確かに年上だが、見た目はもちろん、直哉より少し背が低いし、また運動神経も直哉よりは悪いのだから仕方ない。
直哉より優れているとしたら、まぁ、頭の良さくらいだと思う。
「お兄に言いつけてやる」
「あ、樹さんには言うなって。あの人また俺に説教すっから」
だけど、実際お兄を前にすると頭が上がらないらしい。
「ふーんだ。知ーらない」
何か笑いを堪えているような直哉。
――こいつ絶対、ウチのお兄の事バカにしてるな。
確かに年上だが、見た目はもちろん、直哉より少し背が低いし、また運動神経も直哉よりは悪いのだから仕方ない。
直哉より優れているとしたら、まぁ、頭の良さくらいだと思う。
「お兄に言いつけてやる」
「あ、樹さんには言うなって。あの人また俺に説教すっから」
だけど、実際お兄を前にすると頭が上がらないらしい。
「ふーんだ。知ーらない」