社長の溺愛



ベッドに両手首を縛り付けられて、制服のワイシャツは無残に引きちぎられている


かろうじて下着だけはつけていたが、履いていたはずのスカートもベッド脇に落とされていた


下着をつけているがそれ以上のことはされてないはず、けれど俺な怒りが修まるわけなんかない



俺がいることに驚いた様子の宮下吉雄が目に入る




こいつは…殺す



絶対に殺す



じゃないと気がすまない





翼の前でこんなことはしたくないが…



俺はスーツの内ポケットから拳銃をだした


秋也にもしものときのためにと渡されていたものだ



カチャ…



床に這いつくばって怯える男




俺はゆっくりと近づいていき引き金を引き―――……






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