社長の溺愛
ガッシャーン!!!
突然聞こえてきた騒音に手を止めた
コツコツと威圧感と一緒に背後に迫ってきた人物に振り替える
そこには眉ひとつ動かさずに俺の握っている拳銃を見つめる秋也がいた
反射的に部屋の入り口を見るといろんな物が散乱し、何か野太い声が聞こえる
それに鈍い音も
秋也は俺の手首をつかむと、素早く拳銃を奪った
「何すんだ…俺はこいつを「お前の仕事じゃない」
俺の声を遮った秋也の声は物凄く低い声だが、何故だか安心した
「あの女だろ、お前がここにいる理由は」
顎で翼のいる方を示す
「…でもこいつは…!」
「お前が手を汚して悲しむのはあの女だろうが」
確かに、翼は責任を感じてしまうかもしれない
「こいつは俺に任せろ…慎」