社長の溺愛
「………んー?」
わけが分からないといった様子で可愛らしく首を傾げる彼女
だから俺はなるべく丁寧に詳しく説明してあげるんだ
翼のデザイン性のこと、亘のこと、デザイン課のことなど
それから俺自信が翼と一緒に仕事をしたいということ
最初こそぽかんとしていたが、内容がわかると瞬きを繰り返して真剣に聞いてくれた
「慎と…お仕事…」
話終えると小さく呟いた彼女
「あぁ、でも翼は学校もあるから好きなときにやればいいよ」
「好きなときに?」
「そうだよ、翼がやりたいときに」
決して強要はしたくない、なるべく楽しんでほしいからな