社長の溺愛



「お待ちしておりました。そちらのエレベーターをお使い下さい」


若い女が幸弘と話している間に、指示されたエレベーターに乗り込む


すぐ後に「早ぇーよ!」と幸弘も乗った


着々と近づいてくる“敵”




俺は今からこの成瀬コーポレーションを潰す




縁も所縁(ゆかり)も無いが、松谷翼を自由にするには、それくらいのことはしなくてはいけない


俺にとってこんな会社一つ潰すなんて雑作もない


せいぜい余裕ぶっこいてまってればいいさ







< 16 / 413 >

この作品をシェア

pagetop