社長の溺愛



「じゃあ幸弘、もう帰っから」


準備の出来た翼の手を取ってドアに触れる



「はいよ、またね~翼ちゃん」


「ばいばい」




しっかりと手を握り会社を後にした




「ねぇ……お家じゃ…ないの?」




会社を出て数分したときだった


いつもと違う道を走っている車に気づいた翼が不思議そうに呟いた




「今日は外で食べようと思ってたんだよ」



「お外……」





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