社長の溺愛



「そう、翼も明日学校休みだし夜遅くても平気だろ?」



「うん、大丈夫」



あまりひとと接することが得意じゃない彼女はあまり外食を好まない



だからほとんど毎日二人でキッチンに立つことになっている



別にそれが嫌なわけではなく、翼にはひとに慣れさせておくほうがいいと思ったからだ



俺の会社に通うようになり関わる人間と少しずつ話すようになってきた



だが、それは亘や数名の男性社員だけ



それに、どの相手から話しかけられないと関わらないという徹底ぶり



翼が自分からなついていく相手は俺か幸弘だけだ




あとは我関せず状態…





一歩間違えれば無視だな~






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