社長の溺愛
「迎えに…来て…っ…」
ついに大きな瞳から涙が零れた
この瞬間、俺の全神経は翼へと注がれた
「慎っ……」
唇を一生懸命噛み締めながらあふれでる涙を我慢しようとしている姿が愛しくて仕方ない
「っ…く…慎っ…」
「翼……」
うさぎごと翼を抱き上げて抱っこする
「大丈夫だから、な…?」
「っく……」
「2週間だけだろ?」
「うん…っ…」
頑張って返事をしようとする姿がまた可愛らしい
「ちゃんと迎えにいくから、いい子にしてろよ」
「うんっ……ひっく…」