社長の溺愛



「ダメだ、ダメダメ」



馬鹿かこいつは、いつまで俺と翼を引き離す気だよ



「じゃあ、どうすんだよ…1人で家に置いてく気か?」



『それこそダメだろ』と幸弘は付け足す



「否、そんなことするわけねぇだろ」



「じゃあ…?」



ったく…頭回せよ



有能な秘書はどこに行った?と馬鹿にしてやろうかと口を開いた瞬間…



「まさか帰ったらすぐに看病して治すとか言うなよ」




…………。





おいおいおいおい………






「…先に言うなよ」




言うこと無くなっちまっただろうが




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