社長の溺愛



俺も起き上がり、ベッドからでる


「どこいくの…?」


少しずつ覚醒してきたのか、少し楽しそうにそう言った彼女



「翼はどこか行きたいとこあるか?」



「……わかんない」



まぁ…そうだろうな


自由のない生活をしてきたのだから、ろくに羽を伸ばすことなんかできなかったんだ


だから翼にとっての始めてはひとより遥かに多かったりする


そんな翼が外の世界にいったい何があるのかと言われて、わからないのは当然だ



どうしようか…


せっかくの休みだから、普段会社や学校以外に行かない翼をどこかにつれていってやりたい



というか…



デートがしたいっていうのが本音だったりする





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