社長の溺愛
呆れているような幸弘には目もくれず
「どうしたんだいきなり…寂しかったのか?」
「…………ごめんなさい…」
「謝らなくていい、嬉しいよ」
明らかに二人の世界を開拓し始めた俺たちに野次が飛ぶ
主に俺にだけだけどな
「おいロリコン!まずは俺に感謝の言葉を述べるべきだろ!」
「ごめんな、忙しくてなかなかちゃんと話せなくて」
「ううん、いいの…」
「え~…聞いてよ…翼ちゃんにまでも無視されたらさすがに悲し……」
「しばらくしたら長い休暇とるからね」
「…うん!」
「え~……無視ですか~……」