社長の溺愛



はぁ…


苦笑しつつもやはり幸弘、しっかりテーブルの上に翼のスケッチが乗っている



……………。



「幸弘…」


「なんだよ……」



なにを身構えてるのか低姿勢になる幸弘



「………ありがとな」


一様ひととして言っとかないとな…と苦し紛れに呟いた一言


それに対し幸弘はニヤニヤと含み笑いをしだす


「なんだよ…」


「別に……ッフ…」



ニヤニヤを止めない幸弘は先ほどの俺の真似をすると上機嫌になって部屋から出ていった



いちいちイラついたり…面倒くせぇなぁ…



ついついそんなことを思うが、やっぱり幸弘がいてこその俺なんだと……そう感じたりする




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