社長の溺愛



綺麗な茶色い瞳が少し下から見つめる



「起こしちゃったか?」


「ううん…大丈夫…」


小さく呟くように返事を返す翼に微笑むと、恥ずかしそうに胸に顔を埋める



「寒いのか?」


「……違う…」


「…痛むのか?」


「…………うん…」



きっと彼女は先ほどの行為を痛みによって思い出したのだろう


隠れてるつもりなのか、耳が赤くなっている


そんな可愛い姿に思わず笑みが溢れる


そんなに恥ずかしがりだったのかと、こんなときに新たな一面に嬉しくなる


まぁ、それだけじゃ済まさないのが俺なんだけどな


「翼、シャワー浴びようか」


「………浴びる」


「一緒にな」


「え…一緒……?」



困惑して思わず顔を上げた彼女の柔らかい唇を奪う


「んっ…」


そのままシーツを手繰り寄せて彼女を包み込む



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