社長の溺愛



「1人で入れるのか?」


優しく抱き締めながら顎を支えて顔を上げさせる


唇を噛んで頬を桃色に染めてる彼女が瞳を潤ませる


「一緒に入る……」


小さくて、でもはっきり聞こえる鈴のような声に俺は少々虐めすぎたか?と謝罪を込めてキスをする



そんな気持ちが全くわからない翼はいつまでもシーツだけだったため寒くなったのだろう、身震いをした



あぁ、冷えてしまうなと、冷静なことを言いつつも頭のなかではどうやって身体を洗わせてもらおうか…なんてことを考る



やっかいな奴に捕まったな、翼は


シャワーのコックを捻って温かいお湯を出す


いきなりのことに驚いてる彼女からシーツを剥ぎ取り、自分も衣類を脱ぎ捨てる



「慎…っ!」



1人では立てない彼女の素肌が密着するのをいいことに俺はシャワーを浴びせながらキスをした



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