社長の溺愛
翼には幼い頃から蓄積されたがストレス溜まっているはずで
怒り
哀しみ
悔しさ
寂しさ
恐怖
全ての感情を捨てなければいけないほど心身共に脆くなっていた
もし、あの時に出逢ってなければ…なんて考えるだけで気が遠くなる
そうなっていたら、きっと病院送りか今のように苦しんでいたかもしれない
誰も助けてくれないなかで、翼は命を落としていたかもしれない…
「慎…慎…」
この子を救いだしてあげられるのは俺なのかもしれない
否、俺であってほしい
こんなにも泣けるほど感情を取り戻しているんだから、いつかわ笑顔を見たい
そしたらさ、翼
最高の幸せを
一緒に感じたいんだ