社長の溺愛
「お前が俺の不正の垂れ込みしてんのはわかってんだよ!あいつも、翼も勝手に持っててんじゃねぇーよ!」
当たり、お前を誘き出すために仕組んだんだよ
「垂れ込み?不正がどうとか…ブランド会社には関係ない話だと思いますが?」
「どうせ翼だろ!あいつは俺のだ、今すぐ返してもらう!」
馬鹿かこいつは?
「彼女なら既に成瀬から了承を得て買わせていただいたんですよ?」
「あいつは商品だ、俺の人形なんだよ!」
商品?人形?
笑わせるなよ、宮下吉雄
これ以上こんな下道といたくない
「あなたの不正行為…見逃してあげます」
宮下吉雄は話がいきなり変わったことに苛つきを全面に表す
「いきなり何だよ?!」
お前の話なんか聞く気ない
「ただし、条件があります」
「条件だと?」
いちいち茶々をいれんなよ、めんどくせぇから