隣の。
『でも、たまには良いじゃん…』
『………』
『私と沢田君は別にただの隣人だよ
そりゃ、普通の関係よりちょっと深いかもしんないけど、
家族でもなければ
恋人でもないし、
これじゃあ、ペットと飼い主じゃない!
私は、沢田君とは普通のお隣さん…』
『普通? 』
今まで黙っていた沢田君が口を開いた
『沙織にとって、これが普通なら、それにドキドキしたり、幸せ感じる俺は普通じゃないの?』
『…え……?』
なに、何言ってるの
『沢田君…?』