隣の。


凄く、苦しそうな壊れそうな沢田君の顔



『沢田君……?』


私は沢田君の頬に手を添えた


『どうしたの……?今日、いつもと違うよ』



『沙織、俺はお前がいないと駄目だ』

『え…?』

『沙織がこのまま隣の人ってだけの関係を続けたいなら、それでいい』


【隣の人】……



『でも、その代わり二度と部屋に来るな』


え…


『それとも、俺のそばに居てくれるか』



沢田君の…傍に



『選んで』




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