想い


私は手で涙を拭うと、
ケータイを閉じた。



今、
返事が送れない…。


送ることができない…。



振られた事実が、
まだ受け入れられなくて―。





私はケータイをその場に置いて、
みんなが集まっている所に向かった。




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