hb-ふたりで描いた笑顔-
<あれ、この声って・・・。>
聞き覚えのある声だ。二人の声に聞き覚えがある。あゆみは窓を開けた。すると、そこには祖母と幸男の姿が見えた。
「おばあちゃんっ。本郷君っ。」
声を上げた。
「あゆみちゃん。」
老婆は言った。そして笑った。
「小野さん?」
僕は驚いた。
「なんで、ここにいるの?」
「あのね、おばあちゃんが迷子になってたの。そしたら、知ってるところに行くみたいだったから、連れてきたんだよ。」
幸男は答えた。そして、今度は笑った。
「そっか。ありがとう。でも、なんでおばあちゃんがここにいるの?」
あゆみがそう言うのももっともだ。
「だって、今日はあゆみちゃんの誕生日でしょ。だから、おばあちゃんがお祝いしに来たんだよ。」
あゆみの母親は、もうすぐ子供が産まれるとの事で入院していた。父親は仕事だ。それを知っていた祖母は、気を利かせてやって来たわけだ。
「ホントに?!」
あゆみは今年の誕生日はあきらめていた。だから、うれしさは尋常ではない。
「ちょっと待ってて。今、玄関開けるね。」
聞き覚えのある声だ。二人の声に聞き覚えがある。あゆみは窓を開けた。すると、そこには祖母と幸男の姿が見えた。
「おばあちゃんっ。本郷君っ。」
声を上げた。
「あゆみちゃん。」
老婆は言った。そして笑った。
「小野さん?」
僕は驚いた。
「なんで、ここにいるの?」
「あのね、おばあちゃんが迷子になってたの。そしたら、知ってるところに行くみたいだったから、連れてきたんだよ。」
幸男は答えた。そして、今度は笑った。
「そっか。ありがとう。でも、なんでおばあちゃんがここにいるの?」
あゆみがそう言うのももっともだ。
「だって、今日はあゆみちゃんの誕生日でしょ。だから、おばあちゃんがお祝いしに来たんだよ。」
あゆみの母親は、もうすぐ子供が産まれるとの事で入院していた。父親は仕事だ。それを知っていた祖母は、気を利かせてやって来たわけだ。
「ホントに?!」
あゆみは今年の誕生日はあきらめていた。だから、うれしさは尋常ではない。
「ちょっと待ってて。今、玄関開けるね。」