hb-ふたりで描いた笑顔-
楽しい時間と言うのは、どうして早く時間が流れていくんだろう。いつも思ってた。けど、今日はいつもの楽しい時間よりも何倍も早く、まるで今と言う時間がなかったかのように、どんどん流れていった。
窓からオレンジ色の光が射し込む。それをきっかけに壁に掛かっている時計を見た。
「あ、もうこんな時間だ。叔母さんに怒られちゃう。」
「ごめんね。あんまり楽しいものだから、おばちゃんも気がつかなかった。」
「ねえ、どうせだったら、家で晩ご飯食べていけば?本郷君の叔母さんには、おばあちゃんに電話してもらえばいいでしょ?」
畳み込まれるように言われた。それでも幸男はためらった。
「でも・・・。」
困っている幸男を前に、老婆はあゆみを促した。
「あゆみ、お友達困ってるよ。今日はおばあちゃんが送るから、一緒に行きましょう。そうすれば、まだ少しだけだけど・・・。」
そこであゆみに耳打ちした。
「大好きな彼と一緒にいられるわよ。」
あゆみは顔が真っ赤になった。
「おばあちゃん・・・もう・・・。」
ふたりのやりとりを見ていても、幸男にはなんの事だかまるでわからない。きょとんとしていた。
「あっ、ごめんね。さぁ、あゆみ支度して。」
「はい。」
窓からオレンジ色の光が射し込む。それをきっかけに壁に掛かっている時計を見た。
「あ、もうこんな時間だ。叔母さんに怒られちゃう。」
「ごめんね。あんまり楽しいものだから、おばちゃんも気がつかなかった。」
「ねえ、どうせだったら、家で晩ご飯食べていけば?本郷君の叔母さんには、おばあちゃんに電話してもらえばいいでしょ?」
畳み込まれるように言われた。それでも幸男はためらった。
「でも・・・。」
困っている幸男を前に、老婆はあゆみを促した。
「あゆみ、お友達困ってるよ。今日はおばあちゃんが送るから、一緒に行きましょう。そうすれば、まだ少しだけだけど・・・。」
そこであゆみに耳打ちした。
「大好きな彼と一緒にいられるわよ。」
あゆみは顔が真っ赤になった。
「おばあちゃん・・・もう・・・。」
ふたりのやりとりを見ていても、幸男にはなんの事だかまるでわからない。きょとんとしていた。
「あっ、ごめんね。さぁ、あゆみ支度して。」
「はい。」