部活~ウチらバスケ部~高校編      ファイナル

理恵は、椅子に座ると、


  「もぅ、クミさん、酔ってるんですか?

   まだ、キャプテンなんて、
   わかりませんよ」


  「私はね、あんたに、期待してるんだよ
   あんたのプレイは、天下一品だよ。

   私が言うから、間違い無いっ!」


理恵は、梨沙たちに向かって、


  「ゴメンねぇ、そんなに飲んでない、
   はずなんだけど。

   もう、クミさん、あっちで、
   キャプテンの、相手してくださいよ。
   ユカさん、みんなに、絡んじゃって」


  「よし、わかった」


久美子は立ち上がって、佑香の所へ行った

理恵は、

  「私は、飲んでないから、大丈夫だよ」


そう言うと、梨沙たちと、高校の話や、
バスケットの話などをした。

特に、高校生活の話は、部活をする者同士
大いに、盛り上がった。

梨沙が、少し眠くなって、時計を見ると、
もう、11時近くになっていた。


  「私たち、もう、部屋に帰ります」


  「あっ、そう。いつでも、来てね。
   夜はここで、盛り上がってるから」


  「はい、じゃあ、失礼します」



部屋に戻ると、部屋は真っ暗で、
3人はもう、寝ていた。

梨沙たちも、寝る準備をして、
布団に潜り込んだ。

桃子は、

  「11時なんて、まだ、早いよ。
   もう少し、話そうよ」


そう言ったが、梨沙たちはもう、寝ていた。


  「寝てるし。
   てか、寝るの、早っ」


仕方なく桃子も、布団に潜り込んだ。



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