部活~ウチらバスケ部~高校編      ファイナル

三田は、野村先生の所へ行き、


  「ありがとうございました。

   スクリーンを、1から教えるとなると
   かなり、時間がかかりますから、
   助かりました」


  「いや、こちらも、あそこまで詳しくは
   やってなかったから、いい勉強に、
   なったと、思うぞ」


野村先生は、感心したように、


  「お前の、言う通りだな。
   全員、ウチが、欲しいくらいだ。

   いいチームに、なるぞ」


  「一番いいのは、姿勢ですかね。
   とにかく、へこたれません。
   何でも、吸収しようとします。

   こんなに教えてて楽しいのは、
   いままでに、無かったですよ」


すると、後ろにいた理恵が、


  「三田さん。誰かウチへ来ませんか?」


  「さあな。
   成績の事は、よく、知らないが、
   来れるとしたら、キャプテンのサキ、
   センターのユリ、フォワードのソノ、
   この3人くらいかな?」


  「ああ、ここまで来て、勉強してる、
   3人ですか。
   やっぱり、成績も、いいんですね。

   三田さん、
   勉強、教えてやってくださいよ」


  「ハハハ、俺はもう、全部、忘れたよ」


理恵は、しみじみと、


  「一人でもいいから、来てほしいなあ」

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