部活~ウチらバスケ部~高校編 ファイナル
オフィシャルのブザーが鳴る。
第1クォーターを終わって、
甲陽、12点のビハインド。
華子たちが、ベンチに帰って来た。
「いいか、焦るな。
焦りは、ミスを生むだけだぞ」
「やはり、上手いですわね」
すると、梨沙が、
「おっ、ソノ、弱音かぁ?」
「そんなんじゃ、ありませんわよ」
「いいな、今しなければならない事を
キチンと、やれっ!
三田は、ベンチに腰を下ろした。
横に座った梨沙に、
「リサ、ナイス、ツッコミ」
「えっ」
「ソノが少し、折れかかってたからな。
あの一言は、効いたと思うぞ」
「へー、そうなんですか。
よかった」