部活~ウチらバスケ部~高校編      ファイナル

佐紀が、帰って来た。

坂井を見つけると、

  「こんにちはー」


その後ろから、華子たちも、帰って来た。

佐紀は、皆を集めた。


  「集合!」


坂井は、皆を見て、


  「ユリは、どうした」


  「ユリは、まだ、走ってます。

   ユリを待ってたら、遅くなりますので
   始めてください。

   そうすれば、ユリも、
   早く帰って来るようになるでしょう」


この、佐紀の意気込みに、坂井の、
モチベーションのメーターは、振り切れた。


  「よしっ、これが、メニューだ」


坂井は、佐紀に、メニューを渡した。


  「じゃあ、行くよ。
   ダイアモンド・パス」


練習が、始まった。



甲陽高校は、順風満帆、前途洋洋だった。

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