年上な彼女
「先輩は猫が好きなんですか」

「べつに好きだったわけじゃないけど、ゲンジは特別っ私が助けてあげたから。」

校則違反の少し
茶色の髪が風にゆれる。


「うそ、ホントはゲンジじゃなくてポチです。」

「え?えええ〜犬じゃんってか嘘ってなんだし〜」

想像通りのリアクションに

「はは、」

不覚にも笑ってしまった。
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