一期一会 ~今この時は一度きり~
「なぁ、また来てもいい?」
卓哉が帰り際、ケー番とアドが書かれた紙を差し出しながら聞いてきた。
「もちろん、いいよ!」
うれしい‥‥‥。
「良かったぁ!んじゃまたな!!」
バタン!
卓哉は帰ってしまった。
「寂しい‥‥。」
気がつくとそう呟いていた。
「‥‥!!」
もしかして‥‥‥
「あ、あたし‥‥‥‥卓哉のコト‥‥‥‥‥?」
好きなのかな?
と思ったけど、あたしにはまだよくわからなかった‥‥‥‥‥‥。