僕等は野良猫
「んなっ!?り‥、っ、音っ!?」
「‥えーっと…、ごめん庵」
「はっ!?喋んないバカっ」
「あー、はいはい。お前マジバカだろ」
庵と目があった比奈は
ウザそうに
言葉を発した
「今、コイツと俺が一緒にいんだから察しろよ」
「‥そう言われても」
「コイツはお前が心配だったから、後をつけてたんだよ」
庵は
比奈の言葉に
僕をみた
「…浬音」
「庵、ごめん…。どうしても、気になったんだ‥。柏に、言えない用事が…」
「‥そっか」