僕等は野良猫
トントン
扉をノックする音が
僕等の
耳に入った
「はい」
「庵ちゃん、隠れてるだけってのも退屈でしょ?よかったら、コレ食べて?」
アスカさんは
庵に
美味しそうな
匂いがする器を渡した
「アスカさん‥」
「庵ちゃんは、コーンスープ好きでしょ?ネコちゃんには、ちょっと温かいミルクね」
アスカさんは
ニコッと微笑みながら
床に置いてくれた
「ありがとうございます、アスカさん」
「ふふっ、いいわよ」
「にゃーん」
「あらあら、お礼かしら?どういたしましてー」
アスカさんは
優しく僕の頭を
撫でてくれた
「それじゃ、比奈ちゃんくるかもしれないから。来たらまた来るわ」
アスカさんは
部屋から出て行った