僕等は野良猫
協力
「で‥、お礼ってなにすればいいんだ。比奈」
アスカさんに
手当てをしてもらった
比奈に
庵は話しかける
「私はカフェの方にいるから、なにか必要なときは呼んでね」
アスカさんは
立ち上がり
出て行こうとした
「アスカさん」
比奈が
呼び止めた
「アスカさんにも、聞いてほしいんだけど」
「…それって……、私にも協力しろって、ことかしら?」
「御名答」
比奈は
ニヤッと笑う
「仕方ないわね。協力してあげるわ」
「さっすが、アスカさん」
「でも‥、私ができるのは喧嘩以外よ?それを忘れないでね、比奈ちゃん?」
比奈は
頷きながら
庵をみた
「そろそろ準備を始めないか?」
「準備‥?」
「あぁ。あの人を……叩き潰す準備だ」