僕等は野良猫



「ねぇ、でも黒炎?だけで上手くいくの?」



アスカさんが


険しい顔で


比奈に問う



「だーかーらー、他にも保険をかけるんだよ」


「…比奈」


「龍雅大悟(リュウガダイゴ)。コイツには、違う理由で協力を仰ぐ」



だい…ご‥?


だいクンの事だ‥っ



父さんの


弟で……


理事長で‥


僕の……背中を押してくれた人‥



「1人で何かしらやってるみたいだからな、情報交換ついでに仲間になってもらう」


「ちょっと比奈ちゃん!?そんな簡単にいくの!?」


「そうだ、あの人は龍雅永久の兄弟だぞ!?」


「まぁ、そうだが。俺に任せろ」



比奈は


僕に目を向ける




そして


ニヤッと笑った




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