僕等は野良猫
「とりあえず、黒猫をおびき寄せるには情報をまくしかねぇ。多分だが、どこかで玖音にも繋がるはずだ」
「玖音に‥」
「俺等3人と、黒炎。多少なり使える龍雅大悟。邑鮫美浪と息子と、そいつ等がいる族」
比奈は
腕を組ながら
言い始めた
「庵が入ってる翆羽。翆羽と繋がりがある銀竜。銀竜の傘下の珊檎、梨華屡、風樺、風月。そして……黒猫に玖音」
どうやら、
この作戦で
仲間になるであろう
族などを
言っているようだ
「こんだけいりゃ、だいぶ楽に闘えるな」
「…そんなに、都合良くいくの?比奈ちゃん」
「いかないかもな。俺等に『信頼性』や『権力』があるわけじゃないからな」
そういいながらも
比奈の顔は
自信に満ちていた
どこからくるんだかね‥
その自信…