僕等は野良猫




「とりあえず、黒猫をおびき寄せるには情報をまくしかねぇ。多分だが、どこかで玖音にも繋がるはずだ」


「玖音に‥」


「俺等3人と、黒炎。多少なり使える龍雅大悟。邑鮫美浪と息子と、そいつ等がいる族」



比奈は


腕を組ながら


言い始めた



「庵が入ってる翆羽。翆羽と繋がりがある銀竜。銀竜の傘下の珊檎、梨華屡、風樺、風月。そして……黒猫に玖音」



どうやら、


この作戦で


仲間になるであろう


族などを


言っているようだ



「こんだけいりゃ、だいぶ楽に闘えるな」


「…そんなに、都合良くいくの?比奈ちゃん」


「いかないかもな。俺等に『信頼性』や『権力』があるわけじゃないからな」



そういいながらも


比奈の顔は


自信に満ちていた




どこからくるんだかね‥


その自信…


< 119 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop