僕等は野良猫
「双子!!!アンタ等うるさいっ!!黙れ!!!」
「「シーちゃんには言われたくなーい」」
「ああ゛!?」
雫さんは
お2人のことも
嫌いらしい‥
「し、雫さんっ、落ち着いて下さいっす」
「綺麗な顔が台無しっすよっ」
「あぁ~…僕の雫さんが壊れてくぅっ」
「誰がお前のだっ!!!てめぇ等も黙ってろっ!!」
…雫さんは
誰にでも
そんな感じなんですね‥
「舞鬼ぃ。悪いんやけどさ、音のこと借りるで~」
「あ‥」
ヒョイッと
僕は舞鬼さんの
腕の中から
柏の腕の中に
回収された
「…大丈夫か?浬音」
「うん。舞鬼さん、優しい」
「見た目によらず、動物大好き人間だからなぁ。子供も大好きな男なんよ?」
「へぇ…、なんか、意外だね」
「だろ~?」
柏は
ニコニコ笑いながら
庵に近づく