僕等は野良猫




「あーんーっ!!!」


「え‥」



庵と僕は


2階を見上げる



そこには


手招きをする


比奈の姿があった



「こっち来い」


「…行こうか、浬音」



僕は頷く



比奈の元へ行くと


比奈は庵の


背中を蹴飛ばした



「っ!?」


「蹴り飛ばされて入って来ないでよ」



鎖南が


スッゴく不機嫌そうに


庵に言う



「え!?ひどくね?鎖南」


「蹴飛ばされる方が悪い。って…ちょっと!?音、大丈夫!?」



鎖南は


僕を抱き上げた



「音が怪我したらどうすんだよっ!!」


「「しらねぇよ!!!」」


「ハモるなっ!!バカ比奈っ、バカ庵」



フンッと


鎖南は


そっぽを向く


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