僕等は野良猫
「龍雅組の龍雅永久は嫌いだが、アンタは嫌いじゃないぜ?」
「女王様にそう言ってもらえると、頑張れそうだ」
「フッ、存分に働けよっ!!大悟っ!!!」
雫さんは
バッと後ろを振り返り
周りを見回した
「てめーらっ、よーく聞け!!今から大悟に手を出した奴は、アタシが許さんっ!!!」
雫さんの言葉に
周りはまた
ざわついた
「女王命令だっ!!!文句ある奴は出て来やがれっ!!アタシが相手になってやる!!」
その言葉に
誰も何も
言わなくなった
「柏っ!!!」
「あー、雫ちゃーん。なーんで今なんかなぁ?このタイミングイヤなんやけどぉ‥」
「折角、出番回してやってんだから仕切れよっ!!!」
「…いやいや、本来仕切るんは庵達やろ‥」
柏は
溜め息をつきながら
お立ち台?みたいなのに立った