僕等は野良猫




意外だ……



アスカさんは


柏みたいな感じの人


好きそうに見えるんだよね‥



僕は


ジーッと


アスカさんをみていた



「意外か?」


「え…うん」



庵は


…エスパー?



「エスパーじゃねぇよ?」


「…じゃあ、なんで分かるの?」


「うーん、理由は特にないけど……、まぁ、浬音だからな」


「え、なにそれ…」



僕は


ムゥッと


ほっぺたを膨らませた



庵は


クスッと笑い


僕のほっぺたを


人差し指で押した



「…浬音。お前は相変わらず……可愛いな」



庵の言葉に


僕の頭は


フリーズした




だって……



すっごく‥




真剣な顔をしていたから…‥


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