僕等は野良猫
「当たり前だっ!!許せるわけねーよ!!」
眞那菟に言葉に
周りはより一層……
静まり返った
だけど比奈は…
比奈の顔は‥
笑っていたんだ
「でも…。それは昔の話です」
「え‥」
眞那菟の言葉に
庵も僕も周りの皆も…
驚いた
「確かに裏切り者は許せませんよ。でも、いつまでもそんな事言ってたら…‥」
眞那菟は
後ろにいる
子猫達をみた
「コイツ等や‥、玖音さん、前幹部……それに、子猫に光をくれた浬音さんに…‥顔向け出来ないんで」
「眞那‥菟」
「泣かないで下さいよ、庵さん。俺達はアンタを責めに来たんじゃない」
眞那菟は
ニッと笑った
そんな眞那菟につられ
黒猫全員が
庵に笑いかけた
「我々黒猫は、全戦力を上げて協力する事を、お約束しますよ。柏総長、雫嬢、舞鬼総長、朝陽さん、夕陽さん」
「ほな、協力戦は成立やなっ!!」
「アタシがしっかり!!!引っ張ってってやるよっ!!」
雫さんが
ガバッと立ち上がった