僕等は野良猫
「比奈に言われると、なーんかイラつくんやけどなぁー。まぁええか」
「お前のがイラつくんだよ。柏」
「はーぁ。とりあえず、まずは残念なお知らせからや。邑鮫がおる族は、ある抗戦で戦力不足。残念やけど、協力は無理そうや」
柏は
苦笑いしながらも
淡々と語った
比奈は
そんな柏の言葉に
舌打ちをした
「あと…。黒猫的には……どう思っとる?玖音のこと」
柏は眞那菟に
視線を向けた
「我々は玖音さんが来てくれると、信じています」
「…そうか。ほな、あとは玖音を待つだけや。あと‥一応、隊分けを考えたんや」
柏は
ポケットから
紙を取り出した