僕等は野良猫
「だりぃな。アイツ」
「比奈~。もうちょい、言い方あるやろー」
「柏は甘過ぎなんだよ。そんなんじゃ…‥いつか大切なモノ…‥‥なくすぞ」
比奈は
遠くをみているような‥
どこか…‥
悲しそうな瞳をしていた
「…そうやな。でも…‥そん時は、みんながいるからな~」
「…バカかよ」
「ひっどいな~」
柏は
比奈の頭を
ポンポンッと‥
優しく叩いていた
比奈は
何も言わず‥
ただただ
されるがままだった