僕等は野良猫
倉庫内にいる黒猫と…
柏に比奈が‥
その姿にざわつく
誰もが
待ちこがれていた人
この人は来ると信じて
待っていた人が‥
今、ここにいる
「…やっとかよ」
「ほんまに……来てくれたんや‥」
「浬音……アレって‥」
比奈は呆れたように笑い
柏はゴクッと咽を鳴らし
庵は僕を強く抱きしめた
「久しぶりの人より、初めましてのが…多いな」
「世代交代とかあるでしょ、仕方ないよ。玖音」
「そうだな、リオン」
そんな会話をする2人に
知っている者達は
歓声を上げた
また会えたね…
玖音……リオン‥