僕等は野良猫
第三章
神様から
あの後、
事細かに色々と
作戦が練られていた
僕は
リオンの膝の上で
もの凄い睡魔に襲われ
意識を手放した
フッ‥と
目を開けると
あの人が笑顔でいた
「ルイナ様?」
『久しぶりね、浬音』
僕を猫として
蘇らせてくれた神様だ
『ごめんね、いきなりココに引っ張りこんで‥』
「あ…いえ」
『どうしても、浬音に伝えたいことがあって。ムリヤリ連れてきたの』
ルイナ様は
少しだけ悲しそうに……
微笑んだ