僕等は野良猫
ルイナ様は
小さく頷いた
『ごめんね…』
つまり…‥
「僕は‥、喋れなくなるって……ことですか?」
『…ええ』
ルイナ様は
そう言い頷いた
「…そっか」
そうだよね…‥
猫が喋るなんてさ‥
‥ありえないもんね……
「……‥」
『本当は、そのままにしておきたかった‥』
「…大丈夫ですよ、ルイナ様」
…あぁ‥
なんで貴方が泣くんですか…
ルイナ様
貴方は何も悪くないのに
『神々の話し合いで…‥イレギュラーは、認めないってことになったの‥』
「…仕方ないですよ」
『…ごめんね…‥‥折角…』
ルイナ様は
泣きながら
優しく僕を撫でる
『……好きな子…出来たのに‥』
……ルイナ様‥
「それでも…‥、僕は大丈夫です」
僕は笑う
ルイナ様に泣いてほしくなくて…