僕等は野良猫





「柏のくせに」


「ははっ。なんとでも言い」



柏はそう言うと


咳払いをした



「まぁとりあえず、相手はかなり歳いってるけど……油断だけはすんなよ」



柏の言葉に


全員が頷いた



「「ふふっ、楽しみだねーっ」」



と、


朝陽さんと


夕陽さんの声が


総長室に響いた



「…2人共、遠足じゃないんやからなぁ‥?」



柏は少し


顔を引きつらせながら


笑っていた




< 207 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop