僕等は野良猫
「怒んないで下さいよ、総長」
「…あぁ!!!?」
「総長はもう少し、気持ちを言葉にした方がいい。心の中で、押しつぶしていい言葉ってのは…無いんですよ」
私は
幹部から視線を
外した
…見透かされているから
「総長の言葉を代弁するから、よーく聞けよー」
幹部はそう言うと
真っ直ぐに部下をみる
「お前等を、失いたくない」
あー、
ムカつくのよね
「私の言葉……取んないでくんない?ガキッ」
「…えー」