僕等は野良猫





私は幹部の頬を


グイッと引っ張った



痛がる幹部は無視



私は部下を見る



「…コイツが言ったように……お前等を失いたくない…」



私は


言葉を吐く



「お前等を護りたい」



無茶苦茶で


馬鹿で阿呆でヘタレな


ガキ共を


護りたいんだ



「総長として……、誰かを失うのは‥嫌なんだ」


「…雫さん‥」

「総長…」


「私の背は、いつでもお前等が護ってくれた。だが、今回は敵が強すぎる」




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