僕等は野良猫





「私の盾になって…傷つく奴を、見たくない。私の我が儘だ」



そう、


ただの我が儘だ。



それでも…‥



「弱くて馬鹿だけど‥大切なお前等を……私は手放したくない」


「お前等ー、総長は口悪いけど……意外に仲間思いなんだぜ?」


「…おい‥」


「総長の気持ち‥分かってやれ」



そう言った幹部が


グイッと、


私の身体を引き寄せた



「お前等はまだまだ弱いっ。総長のサポートは強い俺達に任せろっ!!」


「離せクソガキっ!!!?」


「お前等はここで、大切な総長の…姉さんの帰りを待て」



そう言った幹部に


1人の部下が


タオルを投げた



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