僕等は野良猫
僕は
小さく笑う
「ありがとうっ。でも人間の争いだから、危ないよ」
「へーき、へーき。人間より、僕等の方が賢いよー」
カラスさんは
カァーカァーッと
笑い出した
確かに‥
カラスさんは賢いよね
でも…
「怪我したら大変だからさ」
「うーん。じゃあ、僕等は僕等のやり方で手伝うよー」
カラスさんは
そう言うと
バサバサと飛び立った
「また後でねー、おーとー」
「えっ!!?カ、カラスさんっ!?」
カラスさんは
あっという間に
見えなくなりました…‥