僕等は野良猫




柏side





決戦の幕が上がった



俺は誰よりも早く


突進した



敷地内に入ると


既に強そうな大人達が


武器を持って


待ちかまえていた



「やーっぱり、バレてたかー」


『ふん。貴様等ガキの行動など、簡単に把握できるんだよ』



予想していたが


ここまで筒抜けとは……



「笑えるわー」


『あぁっ?』


「なんでもねーよ。アンタ等に、構ってる時間ねーんだ」




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