僕等は野良猫




「お前……その血‥‥何…?」



舞鬼の横腹辺りが


真っ赤に


染まっていた



「……気にすんな」


「いやいや……‥気になるから」


「舞鬼…テメェ、何怪我してんだよ」



雫ちゃんは


そう言いながら


舞鬼の横腹を


睨みつけていた



「…色々あったんだよ‥」


「は‥?」


「柏、雫。わりぃけど、俺はここまでだ」



舞鬼の言葉に


俺と雫ちゃんは


舞鬼に視線を合わせた





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