僕等は野良猫





舞鬼の顔は


いつも通りで、


だけど……‥その瞳には



「柏、わりぃな…」



光が…なかった



「舞鬼……‥っ」


「柏達と……最後まで、お前と闘いたかった…‥」



舞鬼は笑った



殆ど笑わない舞鬼が


俺と雫ちゃんに


笑ってくれた



「…梨華屡を、頼む……」



グラッ‥と


舞鬼の身体が


俺達に倒れ込んだ



ガシッと


受け止めると、


雫ちゃんは舞鬼の首に


手を当てた





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